地震のあとで
April 16, 2018
2年が経ちました。表紙の写真は川内倫子さん。「美術館を、美術館として開ける。」は、熊本市現代美術館 桜井武館長のお言葉。カバーの折り返し部分は、地震後に上がった温湿度計の変化。当時の様子、文化による復興、市長のインタビューなど。川内倫子さん、石川直樹さん、宮井正樹さんによる写真を組み合わせて構成しています。美術館としての、地震の記録集。通常のエディトリアルとは意識の異なる、貴重な仕事となりました。
April 16, 2018
2年が経ちました。表紙の写真は川内倫子さん。「美術館を、美術館として開ける。」は、熊本市現代美術館 桜井武館長のお言葉。カバーの折り返し部分は、地震後に上がった温湿度計の変化。当時の様子、文化による復興、市長のインタビューなど。川内倫子さん、石川直樹さん、宮井正樹さんによる写真を組み合わせて構成しています。美術館としての、地震の記録集。通常のエディトリアルとは意識の異なる、貴重な仕事となりました。
April 02, 2018
ひと月ほど前、突然受賞のメールをいただきました。Topawards Asiaとは「アジア限定のパッケージデザイン賞」で、アジア内の洗練されたパッケージデザインをTopawardsチームがピックアップし、世界で活躍されているクリエイターの方直々にお願いをしてその商品を審査していただいく、というアワードであること。各月毎にテーマがあり、3月のテーマ「BLUE」に沿って集められた商品の中から、優れたデザインとして「青みかんのシュース」が受賞したとのこと。あえてエントリー制にしないことで「消費者目線で選ばれる本当にいい商品」が受賞することができると考えております、という真摯なご挨拶がともにありました。そして今回の審査員は香港のAlan Chanさんと佐野研二郎さん。私の好きなデザイナーお二人に選んで頂き、とても光栄です。佐野さんからコメントを頂きました。
「日本の熊本の河内で取れる青みかんジュース。青みかんと書いてはあるが実際はグリーン。それをブルーにしているのがユニークである。味のバランスがとてもいい8月下旬のたった2週間の間に収穫したみかんで作ったものである。ボトルに入った黄色(みかん色)に対して、このブルーグリーンの円がとても印象に残る。河内町のみかんジュースの自信の現れなのかもしれない。小さいボトルはブルーの丸が半分のサイズになっているところもユニークである。」
この商品をデザインしたのは、9年前です。当時出会ったばかりの河内の村上浮子さんがおっしゃった言葉は「私のジュースは日本一美味か」でした。おっしゃる通り、浮子さんの100%ジュースは酸っぱくて美味しい。そして、色がとても綺麗。いかにその美味しさを伝えようかと、考え抜きました。佐野さんのコメントはそのコンセプトをそのまま言い当てた、とても嬉しい言葉でした。9年経って、このように評価されたことがとても嬉しいですし、いつの時代も美味しいものは美味しく、伝わるものは伝わる、と常々思っていることが具現化したような気がしました。掲載ページには、私の文章も寄稿しています。英語への翻訳はTopawardsチーム様にお任せしました。こちらもご一読ください。
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